カブドットコム証券はauカブコム証券になった？始め方や手数料メリット・デメリットを解説！

auカブコム証券は2019年にスタートしたネット証券です。取引手数料が安く設定されており、プチ株なら1株単位で取引が行えるなど、利用者にとって多くのメリットを備えています。

また、Pontaポイントを貯めたり、サポート体制が充実していたりするので、この記事を読めば、初めて利用される方でも安心できるでしょう。auカブコム証券の特徴や始め方、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。

カブドットコム証券はauカブコム証券に変わった

参照：auカブコム証券

auカブコム証券は、カブドットコム証券が社名を変更する形で2019年12月にスタートしたネット証券会社です。株式や投資信託、先物などさまざまな金融商品を取り扱っています。

三菱UFJフィナンシャルグループとKDDIが主要株主となっているのが特徴です。Pontaポイントやじぶん銀行など、auに関連したサービスを展開しているのはそのような背景があります。

ネット証券なので取引手数料が安く、1株単位から取引を始められます。投資信託の購入にPontaポイントが利用できるなど、独自のサービスを展開しています。

auカブコム証券はどんな証券会社？

auカブコム証券の利用を検討する場合、どのような特徴があるかを押さえておくことが肝心です。証券会社としての特徴を解説します。

三菱UFJFG×KDDIのネット証券

auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャルグループとKDDIがそれぞれ主要株主となっているネット証券です。旧カブドットコム証券が社名を変更する形で、2019年12月に発足しています。

有名企業が株主となっていることで、利用者としては安心できる要素だといえるでしょう。

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Pontaポイントを運用できる

auカブコム証券で投資信託を購入すると、Pontaポイントを貯めることができます。また、貯めたポイントは1ポイントを1円として、そのまま投資信託の購入に充てられます。

投資信託の月間平均保有額が24,000円以上であれば、毎月Pontaポイントをもらうことが可能で、最大0.24％のポイント還元を受けられます。加算されるポイントは以下のとおりです。

参照：auカブコム証券

なお、ポイントプログラムに参加するにはau IDの登録が必要になりますが、auの通信サービスを利用していない方でも登録は可能です。

取り扱い商品

auカブコム証券で取り扱っている金融商品は、以下のものがあげられます。

他にも、金融商品ではありませんが、保有する株式を貸して貸株金利を受け取れる「貸株サービス」や1円単位で少額積立が行える「プレミアム積立」、銘柄選びや売買のタイミングをAIがアドバイスしてくれる「信用ロボアド」などのサービスを展開しています。資産運用を始めようという方にとって、一通りのサービスがそろっているといえるでしょう。

6つの手数料割引サービス

auカブコム証券では、以下の6つの手数料割引サービスを用意しています。各サービスを併用することも可能なので、基本的な特徴を理解しておきましょう。

1.シニア割引

参照：auカブコム証券

シニア割は現物取引を対象として、売買手数料が2～4％割引になるというプランです。満50歳以上で60歳未満の方なら2％を割引、満60歳以上の方であれば4％の割引が適用されます。

適用対象となる年齢は、誕生日の00：00以降に注文をした取引が対象となります。老後資金の運用について気になっている方は、シニア割を積極的に活用してみましょう。

2. NISA割

参照：auカブコム証券

NISA割はauカブコム証券のNISA口座（一般NISA・つみたてNISA）を持っている方が対象となる割引プランです。適用条件に当てはまる方は、売買手数料が最大5％割引されるとてもお得なプランとなっています。

割引率に幅が設けられているのは、NISA口座の継続期間によるものです。NISA口座は最長5年間と定められているので、1年ごとに1％ずつ割引率が加算される仕組みとなっています。

つみたてNISAの場合、最長20年間は口座を維持することができますが、適用される割引率は5％が上限となるので注意しましょう。いずれにしても、株式投資や投資信託の購入などを長く続ける方にとって、お得なプランとなっています。

3. 株主推進割引

参照：auカブコム証券

株主推進割とは、割引対象として定められた銘柄を注文したときにかかる売買手数料が10％の割引となるプランです。対象銘柄は次のものがあげられます。

三菱UFJフィナンシャルグループやKDDIは、auカブコム証券の主要株主であるため、このような割引プランが用意されているといえます。上記の銘柄の購入を検討されている方であれば、auカブコム証券で口座を開設して取引を行うほうがお得です。

4.au割＋

参照：auカブコム証券

au割＋とは、KDDIの株式を保有していると、保有株数や保有期間に応じて、取引手数料が割り引かれる仕組みです。ワンショット手数料を選択している場合は「国内現物株式手数料」が対象となり、1日定額手数料を選択している場合は「国内現物株式手数料」と「国内信用取引手数料」が0.5～15％割引になります。KDDIの株式を持っている方にはとてもお得な割引サービスなので、積極的に活用してみましょう。

5.kabu.comカードでキャッシュバック

参照：auカブコム証券

kabu.comカードを持っている方に対しても、適用される割引プランがあります。カードを所持しているだけで、毎月の売買手数料の一定割合がキャッシュバックされるので、頻繁に取引を行う方にとってはうれしいサービスだといえるでしょう。

一般カードの場合は1％のキャッシュバックが受けられ、ゴールドカードなら1.5％の割合で現金のキャッシュバックが受けられます。少しでもお得に株式取引を行いたい方は、kabu.comカードをあらかじめ作成しておくと良いでしょう。

6. auで株式割

参照：auカブコム証券

auで株式割とは、au IDを登録されている方に適用される割引プランです。auカブコム証券の公式サイトからau IDを登録することによって、現物株式（プチ株や積立は対象外となる）の取引で、売買手数料が1％割引される仕組みです。

簡単にいえば、普段からauのスマートフォンや携帯電話を利用されている方であれば、自ずとau IDを登録されているはずなので、auユーザーであれば売買手数料が1％割引になる仕組みだといえます。

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さまざまな便利ツール

auカブコム証券では、独自に開発を行ったさまざまな取引ツールが提供されています。これらのツールを活用することで、投資が初めての方であってもスムーズに取引を始められるでしょう。

おもな取引ツールとして、次のものがあげられます。

各ツールのそれぞれの特徴や機能を紹介します。

kabuステーション

参照：auカブコム証券

kabuステーションは優れたチャート分析が行えるツールであり、さまざまなテクニカル指標や描画ツールが搭載されているのが特徴です。2way注文やフル板情報など、デイトレーダーなどにとって役立つ機能が備わっています。

また、取引が開始する前のすべての注文情報を取り入れて予測してくれる「リアルタイム株予測」といったサービスも提供されています。kabuステーションを利用するには月額料金がかかりますが、信用取引の口座を開設することによって、無料で利用が可能です。

EVERチャート

参照：auカブコム証券

EVERチャートはチャート分析ツールの1つであり、12種類のローソク足をさまざまな形で活用できるのが特徴です。加えて、60種類以上のテクニカル指標や個別銘柄を比べられる比較チャートなども搭載されているので、テクニカル分析をとことん取り組みたい方におすすめだといえるでしょう。

チャート画面はシンプルに構成されており、一目で知りたい情報を把握することが可能です。自分なりに見やすい形で表示できるので、使い勝手の良さを感じられるでしょう。

カブボード/カブボードフラッシュ

参照：auカブコム証券

カブボードは最大180銘柄の登録が可能な機能であり、見たい銘柄の情報を整理するのに役立ちます。18銘柄単位で10ボード形式の表示でき、それぞれのボードはランキングや業種別に表示できるのが特徴であり、auカブコム証券のツールのなかでも多くの方に利用されています。

また、カブボードフラッシュというツールも提供されており、カブボードよりもさらにシンプルな使い方ができます。投資初心者の方でも扱いやすいツールであるため、効率良く各銘柄の分析が行えるはずです。

カブナビ

参照：auカブコム証券

カブナビとは高機能スクリーニングツールであり、200以上の詳細な条件を設定して使うことができます。設定した条件において銘柄数やその分布を視覚的に分かりやすく表示してくれるため、直感的な判断を行うのに役立ちます。

検索結果は、チャートやニュースなど6種類の項目を表示させられるので、知りたい情報を把握しやすい仕様となっています。画面に表示されたバーをスライドさせることで、気になる銘柄の数値をすぐにチェックでき、効率良く投資判断を行えるでしょう。

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auカブコム証券の手数料

auカブコム証券の利用を検討する際は、各種手数料がどれくらいかかるのか気になる部分もあるでしょう。まず、auカブコム証券で必要となる手数料として、次のものがあげられます。

それぞれの手数料がどのようなものかを解説します。

株式取引手数料

auカブコム証券で国内株式を取引したときにかかる「株式取引手数料」は、以下のとおりです。

ワンショット手数料（現物取引）

auカブコム証券では、約定金額に応じて取引手数料が変わる「ワンショット手数料」という仕組みが用いられています。1回の注文で約定金額が大きい方や取引回数が多い方におすすめです。

ワンショット手数料における、信用取引手数料は以下のとおりです。

ワンショット手数料（信用取引）

また、auカブコム証券のデイトレ信用・信用ロボアド・kabuステーションAPIを経由した取引場合であれば、取引手数料は無料です。それほど大きな金額の取引を考えて
いない方なら、「1日定額手数料コース」を選択してみるのも1つの方法だといえます。

1日定額手数料コースであれば、100万円以下の約定金額なら取引手数料が無料になります。約定金額ごとに取引手数料をまとめると、以下のとおりです。

1日定額手数料（現物取引）

取引のスタイルに合わせて、自分に合ったものを選んでみましょう。

参照：auカブコム証券「国内株式手数料」

FX手数料

auカブコム証券では、FX取引（外国為替証拠金取引）の手数料が無料です。ただし、取引においてはスプレッド（買値と売値の差）が発生するので注意しておきましょう。

auカブコム証券のスプレッドは、主要通貨ペアが業界最小水準となっているので上手にコストを抑えられます。主要通貨ペアのスプレッドについてまとめると、以下のとおりです。

主要通貨ペアのスプレッド

※米ドル円・英ポンド円については、現在スプレッド広告表示適用対象外

参照：auカブコム証券「FX手数料・スプレッド」

プチ株手数料

株式投資に興味があっても、まとまった資金を用意するのがなかなか難しいといった場合があるでしょう。そうしたときには、auカブコム証券の単元未満株サービスである「プチ株」の取引を活用してみると便利です。

手数料は約定金額の0.5％（最低手数料は税込52円）となっており、プチ株でプレミアム積立を利用すれば買付手数料が無料になるのでさらにお得です。まずは少額からでも株式取引を始めたい方は積極的に活用してみましょう。

参照：auカブコム証券「プチ株手数料」

先物OP手数料

auカブコム証券では、先物オプション取引も行えます。先物OPに関する手数料は、以下のとおりです。

先物OP手数料

参照：auカブコム証券

auカブコム証券の先物OP手数料は、他のネット証券と比較しても低水準に設定されているので利用しやすいといえるでしょう。

信用ロボアド手数料

信用ロボアドとは、信用取引に関する利益確定や損切りのタイミング、銘柄の選定といった悩みをロボットが助言してくれるサービスです。信用取引を初めて行う方にとって、使い勝手の良いサービスだといえるでしょう。

信用ロボアドの手数料は毎月1,100円（税込）の投資顧問料に加えて、成功報酬として運用益の11％がかかります。なお、信用ロボアドを通じた取引は手数料が0円なので、総合的に考えるとコストパフォーマンスが高いといえます。

参照：auカブコム証券「信用ロボアド手数料」

auカブコム証券の4つのメリット

auカブコム証券を上手に使いこなすには、どのようなメリットがあるのかを押さえておくことが大切です。おもなメリットを取り上げると、次の4つがあげられます。

それぞれのメリットについて、さらに詳しく解説します。

1. 少額運用ができる

一般的な株式取引では、単元株単位での取引が基本となります。そのため、ある程度まとまった資金がないと買いたい銘柄を購入できないので、悩んでしまうこともあるでしょう。

auカブコム証券なら、単元株未満での取引ができるプチ株といった仕組みが用意されており、これまで購入できなかった銘柄の取引を行える機会を得られます。東証・名証に上場している銘柄を1株単位で取引できるので、投資の幅を広げられるでしょう。

なお、札証と福証では売却のみの対応となっているので注意が必要です。

2.手数料が安い

auカブコム証券は先に述べたように、さまざまな手数料が他のネット証券と比較しても、低い水準で抑えられています。信用取引や投資信託などでは、取引手数料そのものが無料なので、気軽に投資を始められるでしょう。

また、株式の現物取引では約定金額に応じて一定の手数料がかかりますが、シニア割・NISA割などの各種割引サービスを活用することで、手数料を抑えた取引を行うことができます。

3.商品ラインナップが豊富

auカブコム証券では株式取引の他に、投資信託・債券・FX・先物OPなどさまざまな取引を行えます。どういった投資をするかまだ決めていない方でも、口座を開いておけば後からさまざまな取引を行うことが可能です。

取り扱っている金融商品の幅が広ければ、それだけ柔軟な取引を行うことができます。どの金融商品も少額の取引から始められるので、初心者の方にもおすすめです。

4.自動売買ができる

株式投資に興味はあっても、自分で取引を行うのは面倒で不安だという方もいるでしょう。auカブコム証券では自動売買の仕組みが用意されており、株式の現物取引だけでなく、信用取引や先物OP取引などでも自動売買が行えます。

自動売買の方式も種類が豊富であり、逆指値注文・W指値注文・リレー注文・トレーリングストップ注文・時間指定注文など幅広い注文を選択できます。auカブコム証券の自動売買は無料で利用できるので、手間をかけずに株式投資を始めたいという方に向いている仕組みだといえます。

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auカブコム証券のデメリット

auカブコム証券を利用するメリットは豊富にありますが、一方で事前に気をつけておきたいデメリットも存在します。おもなデメリットとして、次の2点があげられるでしょう。

これらのデメリットについて、さらに掘り下げて見ていきましょう。

現物取引の手数料はやや割高

auカブコム証券を利用する際に気をつけておきたい点として、株式の現物取引では取引手数料がやや割高となってしまう点があげられます。電話による取引の場合はさらに金額が加算されるので注意が必要です。

株式の現物取引について、約定金額と取引方法別に取引手数料をまとめると以下のようになります。

約定金額・取引方法別の取引手数料（現物取引）

また、信用取引の場合は以下の取引手数料となります。

約定金額・取引方法別の取引手数料（信用取引）

外国株の取り扱いはあまりない

auカブコム証券では、外国株の取引を行うことができますが、銘柄についてはあまり充実していません。2022年からアメリカ市場の上場銘柄の取引ができるようになったものの、それ以外の国や市場の銘柄を取引することができません。

国内株ではなく、外国株の取引を中心に考えられている方であれば、他社の口座も併用するなどして取引をしやすい環境を整えておく必要があります。ただし、投資信託やETFなどを通じて、間接的に外国株に投資をすることは可能です。

自分の投資スタイルに合わせて、利用しやすい証券会社であるかを見極めてみましょう。

auカブコム証券の口座開設方法

auカブコム証券で取引を行うには、新しく口座を開設する必要があります。インターネットやアプリ、郵便を通じて口座開設の手続きは行えるので、自分に合った方法で手続きを進めてみてください。

また、口座開設に必要なものをあらかじめ把握しておくと、手続きがスムーズになるでしょう。ここでは、口座開設にかかる日数や審査基準などを含めて、口座開設の方法を紹介します。

auカブコム証券の口座開設に必要なもの

auカブコム証券の口座開設で必要なものは、本人確認書類とマイナンバーに関する書類があげられます。本人確認書類として認められているものは、次のとおりです。

参照：auカブコム証券「本人確認書類」

上記のいずれか一点の提出が必要になるので、提出前に書類の有効期限に問題がないかなどをチェックしておきましょう。また、口座開設にあたってはマイナンバーの提出も必要になります。

マイナンバーカードを提出する場合は本人確認書類の提出は必要がありませんが、通知カードの場合だと本人確認書類の提出が必要になるので注意しましょう。

auカブコム証券の口座開設の流れ

参照：auカブコム証券

auカブコム証券の口座を開設する方法は、スマートフォン（自撮り）・インターネット（画像アップロード）・郵便・アプリの4つがあります。 口座の解説方法ごとに手続きの流れは違ってくるので、事前に手順を確認しておきましょう。

それぞれの方法について解説します。

スマートフォンで口座開設をする流れ

スマートフォンで口座開設する流れは、次のとおりです。

スマートフォンから申込フォームに表示される内容に沿って、必要事項を入力します。住所を入力する際は、本人確認書類と同一の住所となっているかを確認しましょう。

次に、画面の案内に従ってスマートフォンのカメラ機能を使って、容貌と本人確認書類を撮影します。そして、ログインをする際の初期パスワードを設定してください。

申込の審査を通過し、口座開設完了後に最短で1営業日後にメールが送られてきます。メールに記載のある口座番号と初期パスワードを使ってログインすれば、取引が行えます。

インターネットで口座開設をする流れ

インターネットで口座開設する流れは、次のとおりです。

参照：auカブコム証券「口座開設」

auカブコム証券の公式サイトから、「インターネットで口座開設する」をクリックし、手続きに必要な基本情報を入力します。次に、情報入力画面において必要事項を登録しましょう。

入力する情報は本人確認書類と同一のものを入力してください。そして、最後に特定口座に関する項目があるので、特定口座とNISA口座のどちらで開設するのかを決めておきましょう。

そして、インターネットでの申し込みの場合であっても、必要書類は郵送で送ることができます。インターネットから提出するときは、必要なデータをアップロードすれば完了します。

必要書類の提出が終わり、口座が開設されるとauカブコム証券から、口座番号やパスワードが記載された「口座開設の通知」が送られてくるのできちんと保管をしておきましょう。

郵便で口座開設をする流れ

郵便で口座を開設するには、auカブコム証券の公式サイトから「郵送で口座開設する」を選択し、口座開設資料の申し込み画面へと進み、必要事項を入力します。入力が完了して送信すると、口座開設申込書類が一式送られてきます。

書類の送付先は本人確認書類と同じ住所である必要があるので、確認をしておきましょう。申込書類の内容を確認して、必要事項を記入し、本人確認書類を同封してからauカブコム証券宛てに書類を送ります。

提出書類がauカブコム証券に届き、手続きが完了すると口座が開設されます。口座番号やパスワードが記載された「口座開設の通知」が送られてくるので、きちんと保管をしておきましょう。

郵送での口座開設は他の方法と違って時間や手間がかかりますが、インターネットの使い方にあまり慣れていない場合は利用してみてください。

アプリで口座開設をする流れ

auカブコム証券の口座はアプリでの口座開設もできます。手続き方法としては、「スマート証券口座開設」というアプリをダウンロードする必要があります。

アプリを起動させると、「個人番号カード読み込み」か「番号確認書類などをカメラで撮影」のどちらかを選ぶことができます。個人番号カードの読み込みに対応していない端末を使っている場合は、番号確認書類などをカメラで撮影する方法を選択してみましょう。

次に、スマートフォンのカメラ機能を使って、「マイナンバーカード」もしくは「通知カード＋顔写真付き本人確認書類」を撮影します。撮影するときは、本人確認書類やマイナンバーカードに記載された住所が現住所と一致しているかを確認しておきましょう。

そして、規約に同意したうえで、申込者情報を入力します。連絡先・住所・勤務先などをそれぞれ入力していくので、入力内容に間違いがないかをチェックしましょう。すべての項目を入力することで、口座開設の手続きは完了します。

後日、口座番号やパスワードなどが記載された「口座開設の通知」が送られてくるのでしっかりと保管しておきましょう。口座開設手続きで不明点があるときは、公式サイトに記載されているサポート窓口に相談をしてみてください。

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未成年が口座開設をする方法

auカブコム証券の証券総合口座は満18歳以上の方が開設できるものです。そのため、未成年の方が口座を開設するときは、「未成年口座」もしくは「ジュニアNISA口座」のいずれかとなります。

口座開設の手続きそのものも本人が行うのではなく、auカブコム証券に口座を開設している保護者が手続きを行う必要があります。未成年口座・ジュニアNISA口座の開設方法は次のとおりです。

口座開設にあたっては、続柄を確認できる資料の提出が必要になります。また、本人確認書類として認められている書類は次のとおりです。

参照：auカブコム証券「本人確認書類」

続柄として確認できる書類で注意しておきたい点は、口座を開設する未成年者と同居をしているか、別居なのかによって違ってきます。同居の場合は住民票が1通あれば済みますが、別居の場合は戸籍謄本と本人確認書類が必要になるので気をつけましょう。

口座開設にかかる日数

口座開設が完了するまでにかかる日数は、手続き方法によって異なります。一番早いのはスマートフォンで口座開設を行った場合で、最短翌営業日には口座開設が行えます。

一方、インターネットで口座開設を行ったときは最短4営業日、郵便で口座開設を行ったときは最短7営業日となっています。郵送の場合は書類のやりとりにどうしても時間がかかるので、口座開設を急ぐときはスマートフォンでの開設方法を選んでみましょう。

口座開設の審査基準

auカブコム証券で口座開設を行うには、いくつかの審査基準を見たしておく必要があります。おもな審査基準としてあげられる点は、以下のとおりです。

上記の審査基準のなかで特に注意しておきたい点は、本人または家族が金融業界で勤務しているかの確認だといえます。金融業界で金融商品を取り扱っている仕事をされている場合は、インサイダー取引などを防ぐ目的で口座を開設できない場合があります。

気になる部分はそのままにせず、サポート窓口に問い合わせて疑問点を解消しておきましょう。

auカブコム証券がおすすめの人

auカブコム証券がおすすめの方としては、次のような点に当てはまる方だといえるでしょう。

auユーザーやKDDIの株主である場合は、取引手数料が大幅に割り引かれます。一定の株数を保有しているだけで割引が適用されるので、上手に活用してみましょう。

また、普段からPontaポイントを貯められている方にもおすすめです。auカブコム証券ではPontaポイントを使って投資信託を購入できますし、それによってまたポイントを貯められます。

さらに、auじぶん銀行と口座を連携させることによって、通常よりも普通預金の金利が優遇されます。また、シニア割 引 など一定の要件を満たせば、取引手数料がサービスされる仕組みも整えられているので、他の証券会社を利用するよりもお得なサービスを受けられるでしょう。

auカブコム証券の評判・口コミ

auカブコム証券を初めて利用する場合は、どのような証券会社なのか気になる部分があるでしょう。ここでは良い評判だけでなく、悪い評判も含めて紹介します。

auカブコム証券の良い評判・口コミ

auカブコム証券の良い評判や口コミとしては、以下の点があげられます。

auカブコム証券では、単元株未満の取引も受け付けているので、買いたいと思っていた銘柄を少額から購入できます。また、普段からPontaポイントを貯められている方であれば、ポイントを活用してそのままプチ株や投資信託の購入が行えます。

Pontaポイントは1ポイントを1円として、100ポイント以上から利用可能です。そして、auカブコム証券が無料で提供している各ツールは、使いやすさに定評があります。

特にkabuステーションは操作性に優れていると評判であり、独自のビッグデータ解析や情報サービスの提供によって、投資家が取引を行いやすい環境を整えてくれます。取引においてストレスを感じたくないという方にはおすすめです。

さらに、auユーザーやKDDIの株主の方であれば、取引手数料の割引サービスが受けられるのでとてもお得だと評判です。さらに、au PAYカードを所持している方であれば、クレジットカードの積立サービスを利用することで、積立金額の1％分のポイントを貯められます。

投資信託を購入するだけで、どんどんポイントが貯められるのでお得なサービスだといえるでしょう。このように、投資家向けに積極的なサービス展開が行われているので、多くの利用者から支持されているといえます。

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auカブコム証券の悪い評判・口コミ

一方、auカブコム証券の悪い評判や口コミとして、以下のような点があげられます。

auカブコム証券では取引手数料の割引サービスを行っていますが、100万円を超える取引を行う場合は、手数料が高くなるので注意が必要です。他のネット証券と比べても高いですが、25歳以下の方（未成年者を含む）であれば、現物株式の取引手数料は無料なのでデメリットになるわけではありません。

また、auカブコム証券ではアメリカ株の取引は行えますが、他の国の株式を購入できません。外国株をメインで考えられている方は、他社の口座と併用しながら使っていくことも検討してみましょう。

アプリの接続速度が遅いといった評判もありますが、利用時間帯によって遅く感じられる場合があるだけで、全体的にはauカブコム証券が提供しているツールの評判は良いといえます。実際に口座を開設してみて、自分自身の感覚で使い勝手を確かめてみましょう。

auカブコム証券で現在実施中のキャンペーン

auカブコム証券では、現在さまざまなキャンペーンが実施されています。おもなキャンペーンについてまとめると、次のとおりです。

各キャンペーンの内容について、さらに詳しく見ていきましょう。

信用取引口座開設+新規建1億円以上で信用取引の売買手数料（税込）全額キャッシュバック

参照：auカブコム証券

このキャンペーンは、下記の条件をすべて達成することによって、期間内の信用取引における売買手数料（税込）を全額キャッシュバックするというものです。条件としては次の点があげられています。

注意点としては、キャッシュバックの対象となるのが新規建・返済にかかる信用取引の手数料となっており、貸株料などは対象外となっている点があげられます。また、以前に信用取引口座を閉鎖し、再び開設された方も対象外となるので気をつけておきましょう。

キャンペーンの対象となっているかどうかは、特にauカブコム証券から連絡がくるものではありません。そのため、自分でキャンペーンの適用条件に当てはまっているかを確認してエントリーする必要があります。

auカブコム FX お取引数量に応じて毎月現金最大100万円キャッシュバックプログラム

参照：auカブコム証券

このキャンペーンの対象となる方は、auカブコム証券のFX口座で、対象となる通貨ペアの取引を毎月一定数行った方とされています。通貨ペアはauカブコム証券で取り扱っている全通貨ペアのうち、米ドル円とユーロ米ドルを除いたものです。

毎月の新規取引数量によって決められるもので、最大100万円までのキャッシュバックを受けられます。新規取引数量別にキャッシュバック金額についてまとめると、次のとおりです。

注意点としては、約定した新規取引が対象となるもので、決済取引は対象外となる点です。また、南アフリカランド円は10万通貨を1万通貨として換算するので気をつけておきましょう。

auカブコム証券のFX口座の最低取引単位は1,000通貨からなので、数千円程度の資金から取引を始められます。また、保有している株式や投資信託をFXの証拠金の担保として利用できるので、効率的な資産運用が行えるでしょう。

取引を行えば行うほど、キャッシュバックを受けられる金額は大きくなるので、上手に活用してみてください。

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auカブコム FX デビューを応援！FX新規口座開設＋お取引で現金最大50,000円キャッシュバック！

参照：auカブコム証券

このキャンペーンの対象者は、実施期間中にauカブコム証券のFX口座を新規で開設し、翌月末までに一定数量の取引を行った場合に、最大50,000円のキャッシュバックが行われるものです。

新規取引数量とキャッシュバック金額は、以下のとおりです。

注意点としては、新たに約定した取引のみが対象となり、決済取引は対象外となります。また、auカブコム証券で取り扱っているすべての通貨ペアが対象となるものの、南アフリカランド円は10万通貨を1万通貨として換算するので気をつけましょう。

こちらのキャンペーンはエントリー不要で適用されるものなので、FXを新たに始めようと考えている方にとってお得な特典だといえます。

25歳以下国内現物株式手数料無料プログラム

参照：auカブコム証券

このキャンペーンは、25歳以下のユーザーが現物株式の取引を行ったときに売買手数料が無料になるものであり、特に申し込みは必要ありません。FX口座を開設して、取引を始めるだけで常時適用されます。

ワンショット手数料コースでは発注日が属する月の1日時点、1日定額手数料コースでは取引の約定日が属する月の1日時点で25歳以下であれば、現物株式の手数料が無料となります。

ただし、注意点としてプチ株の売買手数料はキャンペーンの対象外となる点や、他のキャンペーンへの参加ができなくなる点などがあげられます。また、電話による注文もキャンペーンの対象外となるので、インターネットを通じて取引を行いましょう。

ご家族・ご友人 紹介プログラム

参照：auカブコム証券

このキャンペーンは、auカブコム証券を家族や友人などに紹介することで、紹介した本人と紹介された方がどちらも特典を受けられる仕組みとなっています。紹介者はご家族・ご友人 紹介プログラムを通じて紹介された方が口座を開設した場合、開設した月の翌月に現物株式・プチ株の売買手数料の合計から最大5,000円までがキャッシュバックされます。

また、紹介された方には紹介月の翌々月までに投資信託を10万円以上購入すると、2,000円がプレゼントされる仕組みであり、双方にとってメリットがあるといえるでしょう。ただし、注意点としては複数の方を紹介した場合でも、紹介者にキャッシュバックされる金額は1ヶ月あたり5,000円が上限となります。

そして、紹介者が2ヶ月連続でご家族・ご友人 紹介プログラムに申し込みをする場合も注意が必要です。1ヶ月目がキャッシュバックの対象となったとき、2ヶ月目が対象条件に当てはまっていたとしても、2ヶ月目の分はキャッシュバックの対象外となります。

さらに、口座開設後に解約をして、再びauカブコム証券の口座を開設したとしてもキャンペーンの対象外となるので注意しましょう。なお、auカブコム証券の他のキャンペーンが適用される場合は、ご家族・ご友人 紹介プログラムの特典は対象外となります。

キャンペーンの申し込み方法は簡単で、紹介者はお客さまページを通じて、紹介する家族や友人の氏名・メールアドレスをエントリーします。そして、紹介された方は口座開設の案内メールに記載された申込用URLから口座開設を行えば手続きは完了です。

auカブコム証券の公式サイトはこちら

auカブコム証券の「つみたてNISA」

auカブコム証券では「つみたてNISA」を行えます。つみたてNISAとは、少額から長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度であり、対象となる金融商品は金融庁の基準をクリアしたものに限定されるため、初めて投資を行う方でも安心です。

将来に向けて少しずつでも投資を始められたい方や、投資のリスクをできるだけ抑えながら取り組んでいきたい方におすすめだといえます。つみたてNISAは購入時にかかる手数料や解約時の手数料が無料であり、口座管理や維持手数料なども必要ありません。

積立代金は銀行口座からの自動引き落としもしくは、auカブコム証券の証券口座から自動引き落としが可能です。そのため、一度設定してしまえば、特に操作をせずとも毎月積立を行えます。

つみたてNISAは多くの証券会社で取り扱っていますが、auカブコム証券を利用することで現物株式のワンショット手数料や1日定額手数料が最大5％割引になります。また、つみたてNISAの口座開設はオンラインで完結できるので便利です。

コツコツと毎月積み立てていくのが、つみたてNISAの特性であるため、できるだけお得な形で資金運用ができる仕組みを整えてみましょう。

auカブコム証券に関するよくある質問

auカブコム証券を利用する際は、あらかじめ気になるポイントを解消しておいたほうが安心して使うことができるでしょう。ここでは、口座開設時によくある質問とその答えを紹介します。

auカブコム証券にはアプリはある？

auカブコム証券には、スマートフォン専用アプリが用意されています。iPhone版とAndroid版があり、アプリをダウンロードすればスマートフォンからいつでも好きなときに口座開設を行えます。

また、トレーディングアプリとして「kabuステーション」が用意されています。豊富な機能が備わっているだけでなく、よりスピーディーな取引を求める方にもおすすめです。

アプリ内で注文が完結するだけでなく、リアルタイムで表示される株価ボードや銘柄のランキング、投資に役立つニュースなどの情報が提供されています。auカブコム証券に口座を開設していれば無料で利用できるので、ぜひ活用してみましょう。

iPhone版とAndroid版のそれぞれのアプリは、以下のURLからダウンロードすることが可能です。

iPhone版：
https://apps.apple.com/jp/app/kabu-com-for-iphone/id625148464?ign-mpt=uo%3D4

Android版：
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kabu.android

デモ口座はある？

auカブコム証券には、残念ながらデモ口座はありません。ただし、プチ株など少額から始められるものも多くあるので、口座開設後にまずは少額の取引から始めてみると良いでしょう。

アプリの操作やチャートの分析方法などにある程度慣れてから、本格的に投資を始めてみるとスムーズです。

海外でも口座を開設できますか？

auカブコム証券の口座開設ができるのは、日本国内に居住されている方に限定されています。そのため、海外に長期滞在していたり、海外赴任の予定があったりする方は口座を開設できないので注意しましょう。

また、外国籍で日本国内に居住している方であっても、在留期間が短い場合は口座が開設できないこともあるので注意が必要です。auカブコム証券が定める非居住者の定義としては、「海外に1年以上暮らしている、または暮らす予定がある」もしくは「期間の定めのない海外転勤、海外留学」となっています。

その他の質問

新たに口座を開設するにあたって、上記の質問以外でも気になる点があるでしょう。Auカブコム証券の公式サイトでは「Q&A よくあるご質問」として、口座開設に関するさまざまな質問への回答が掲載されています。

口座を開設する前に気になる部分を解消しておくほうが、安心して利用できるはずです。納得がいくまで検討したうえで、口座開設を行うようにしましょう。

auカブコム証券　Q&A よくあるご質問

auカブコム証券の特徴を押さえて、賢く活用してみよう

auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャルグループとKDDIが主要株主であるネット証券です。auユーザーやKDDIの株主であれば、取引手数料の割引サービスを受けられますし、他にもさまざまな割引特典が用意されています。

取り扱っている金融商品も株式だけでなく、投資信託や債券、FXや先物OPなど幅広いのが特徴です。各種キャンペーンが複数行われているので、新たに投資を始めようという方にとってお得な証券会社だといえます。

また、スマートフォンアプリの使いやすさにも定評があり、実際に取引を始めてからもスムーズです。少額から取引が始められるので、自分のペースで取引をスタートしてみましょう。

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