【仮想通貨ニュース 5/29】ChatGPTクリエイターによる仮想通貨プロジェクトが約1億1,500万ドル(約160億円)を調達|OpenAI社

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AIツールのChatGPTを提供する、OpenAI社のCEOサン・アルトマン氏が設立した新しい仮想通貨プロジェクトが、順調に資金調達を行っている。先日、ベンチャーキャピタル企業Blockchain Capital社が主導するシリーズCの資金調達ラウンドで、1億1,500万ドル(約160億円)の追加投資を受けたことを発表した。

この仮想通貨プロジェクトは「Worldcoin」と呼ばれる。現在ベータ版がリリースされており、人々の眼球スキャンを利用した、ブロックチェーンベースの識別システムの確立を目指している。

現在「digital World ID」の開発が進んでいる。これは、眼球をスキャンしてユーザーの本人情報を提供する代わりに、さまざまなアプリケーションに使用できるIDを発行する仕組みだ。その後、その情報を提供してくれた人に仮想通貨Worldcoinを無料で配布する。

現在このプロジェクト200万人が参加している。今月初めには、Worldcoinにも対応した個人向け仮想通貨ウォレットのリリースが発表された。

Blockchain Capital社の共同投資者であるスペンサー・ボガード氏は、当初このプロジェクトに否定的なイメージを持っていたという。

私は最初、このプロジェクトを悲劇的で悪夢のようなものだと思っていました。しかし、私たちのチームは実際に構築したものを何百時間をかけて評価し、その考えを完全に改めました。

Worldcoinは仮想通貨の世界でもっとも誤解されているプロジェクトといえるかもしれません。一見すると、ハードウェア、バイオメトリクス(人間の身体的特徴から認証する仕組み)、暗号、AIを組み合わせた有害なものに見えます。

ボガード氏は、生体認証と仮想通貨が絡むプロジェクトに人々が慎重になることは理解できる。しかし、ワールドコインはプライバシーとセキュリティを向上させるための機会を提供している、という考えを述べた。

Worldcoinのdigital World IDは、数十年間続くSybil攻撃(悪意あるユーザーが複数の端末を使ってサービスを攻撃すること)に対して、もっとも説得力のある解決策であると思います。

機械と人間を簡単に識別できることで、インターネットのUX(ユーザー体験)を改善し、無数の新しい機能とアプリケーションの利用を実現し、デジタルコミュニティの信頼回復に貢献します。

今回の資金調達には、ベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitz社やDistributed Global社、投資プラットフォームのBain Capital Cryptoも参加している。

現在ChatGPTが世界的な注目を集める中、OpenAI社では眼球のスキャンを元にした本人認証の仕組みを開発しているようだ。

このプロジェクトに自身の情報提供をした人には、仮想通貨Worldcoinが提供される。現在は無料で提供されるWorldcoinを、OpenAI社はどのように活用されていくか、今後注目していきたい。

参考記事:dailyhodl.com

執筆者
権田 翔一郎
Webライター

現在ベトナムを拠点とするライター。2018年にアフィリエイトブログを立ち上げたことを機に、ライターとして活動開始。仮想通貨やFX、株式、クレジットカードに関する記事が得意で、現在複数のメディアに寄稿。留学した経験を活かして、英語の翻訳記事にも対応可能。「読者にわかりやすく説明し、行動を促す」をモットーに執筆を行なっている。