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多くの仮想通貨が下落基調の中、ビットコインキャッシュだけが強い動きを示し、過去24時間で約8%上昇した。この上昇により、5月1週目で下落した分をすべて戻したことになる。
以下は、ビットコインキャッシュとビットコインの同期間の値動きを表示させたチャートである。
出典:Trading View
出典:Trading View
2023年に入ってから、投資家の関心がライトコインのような競合コインに移ったため、出来高が少なく弱い値動きが続いていた。ビットコインキャッシュがこのタイミングで強く上昇したことには、ビットコインのブロックチェーンに関連があると考えられる。
ビットコインは2021年11月のアップデートで、最小単位であるsatoshiに「Ordinals(序数)」と呼ばれる通し番号が付与され、最近はビットコインNFTの取引が活発に行われるようになった。現在はブロックチェーン上での取引が大幅に増加し、常に混雑が発生する状況となっている。
この混雑により手数料が高騰したことに加え、5月5日頃にはほとんどのネットワークが使えなくなった。そのため、投資家はビットコインに近い種類の仮想通貨を求め、ビットコインキャッシュに照準を合わせたようだ。
ビットコインキャッシュは、もともとはビットコインからハードフォークして生まれた仮想通貨であり、特徴は一致している。ビットコインキャッシュはビットコインよりもブロックサイズが大きく、高速で安価な取引を実現できる。
5月7日〜8日の間では、ビットコインキャッシュの取引量は10.46%増加し、急騰した事実を裏付けることとなった。
今回のビットコインキャッシュの急騰の要因は、ビットコインNFTの取引急増であり、発展を遂げる前の段階であることが顕著に表れている。ブロックチェーンの混雑はしばらく続く見込みであり、ビットコインキャッシュの急騰が再び発生する可能性がある。今後ビットコインキャッシュには大きな期待が寄せられることになるだろう。
ビットコインキャッシュは、ビットコインの特徴を受け継ぎながらスペックが向上した仮想通貨として2017年8月に誕生した。誕生当初は投資家の注目を集め、今も多くの国内取引所で取り扱いがあるが、ここ1〜2年は他の仮想通貨に押され時価総額を下げていた。
今回のビットコインのブロックチェーンの混雑は、ビットコインキャッシュにとって追い風となるかもしれない。一過性で終わらず上昇が続くか、注目して見ていきたい。
参考記事:u.today
執筆者
権田 翔一郎
Webライター