ETFとはどのような投資信託かわかりやすく解説|おすすめの銘柄や証券会社も紹介

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ETFとは、上場投資信託と呼ばれるものであり、東京証券取引所などに上場している投資信託のことを指します。日経平均株価などに連動した運用実績をあげることをめざしている点に特徴があるといえるでしょう。

この記事を読めば、ETFの基本的な特徴や種類、メリット・デメリットなどを把握できます。おすすめの銘柄などを含めて、詳しく紹介します。

目次

ETFとは?特徴をわかりやすく解説

ETF(Exchange Traded Funds)は、日本語では「上場投資信託」と呼ばれています。特定の指数に連動した運用実績をめざす点に特徴があり、金融商品取引所に上場している投資信託です。

ETFの代表的な商品として、たとえば、東京証券取引所などに上場している日経平均株価東証株価指数(TOPIX)などの指数に連動する投資信託があります。相場全体の上がり下がりで手軽に運用パフォーマンスを把握できることから、運用の透明性が高いことが注目されています。

ETFの投資対象となる指数は株式に限らず、債券・REIT(リート)・通貨・コモディティ(商品)など多数あります。また、日本だけでなく海外ETFもたくさんの種類があり、個人では投資しづらい国や地域にも投資できるのが特徴です。

ETFと似たようなものとして、インデックスファンドがあげられます。ETFもインデックスファンドも運用目的は基本的に同じであり、指数連動型の投資信託です。

インデックスファンドは1日1回算出される基準価額で、1日1回の取引しか行えません。しかし、ETFの場合は取引時間内であれば、株式と同様に自由に売買が行えるといった違いがあります。

ETFの投資を気軽に始めたいという方は、LINE証券を利用するのがおすすめです。まずは少額投資から始めて、ETFの基本的な特徴を押さえてみましょう。

ETFとはどんな種類がある?

ETFには、いくつかの種類があります。おもなものとして、次のETFがあげられます。

ETFのおもな種類
・現物拠出型ETF
・リンク債型ETF
・国内籍ETF
・外国籍ETF

それぞれのETFについて、さらに詳しく見ていきましょう。

現物拠出型ETF

現物拠出型ETFとは、証券会社や機関投資家など(指定参加者)が市場で買い付けた現物株式の集合(現物株バスケット)を運用会社に拠出し、それをもとに運用会社がETFを設定するものです。指定参加者は運用会社からETFの持分を表す受益証券を受け取ることになります。

つまり、指定参加者は自ら保有している現物株バスケットとETFを交換していることになるといえるでしょう。現物株バスケットとETFはそれぞれ交換ができるため、本質的な価値は同じものと考えられます。

したがって、現物株バスケットとETFの価格動向は連動しており、現物バスケットがTOPIXの銘柄で構成されていれば、ETFはTOPIXと連動することになります。指定参加者が保有しているETFの受益証券は、証券取引所に上場されます。

一般投資家は、上場されたETFの受益証券を市場で売買することによって、ETFの取引を行うのです。

参照:大和アセットマネジメント「現物拠出型ETF」

※インフォグラフィックスのイメージ

リンク債型ETF

リンク債とは、指標などに価格が連動する債券のことを指します。リンク債型ETFは、指定参加者が運用会社に資金を拠出し、ETFが設定されます。

拠出された資金はリンク債に投資されるため、ETFとリンク債の価格は連動することになります。そして、指定参加者はETFとリンク債を交換することが可能です。

リンク債型ETFは、現物拠出が難しい新興国の株価指数に連動したETFなどで採用される事例が多いです。

参照:東京証券取引所「リンク債型ETFとは」

※インフォグラフィックスのイメージ

国内籍ETFと外国籍ETF

日本で取引ができるETFは2種類あり、国内籍ETF外国籍ETFです。それぞれにどのような違いがあるかを解説します。

参照:日興アセットマネジメント「ETFの種類」

国内籍ETF

国内籍ETFは、全国の証券会社で取引が可能なETFです。日本株の指数に連動したETFばかりではなく、S&P500などに連動したETFや外国通貨に連動したETFなどもあります。

また、TOPIXや日経平均株価の他にもさまざまな指数があり、それらの指数に連動したETFもあるのが特徴です。東京証券取引所においては、資産別・規模別・業種別に指数が複数あり、その一部がETFとして採用されています。

さらに、不動産投資信託(REIT)の東証REIT指数というものもあり、多様化が進んでいるといえるでしょう。

外国籍ETF

外国籍ETFは、海外で組成されたETFのことを指します。外国籍ETFのいくつかは国内の金融商品取引所にも上場していますが、大部分は海外の取引所に上場しています。

そのため、特定の証券会社から購入することになりますが、国内からの購入も可能です。海外の取引所に上場しているETFを取引する際は、為替リスクを考慮しておく必要があります。

ETFの特徴・4つのメリット

ETFは金融商品として、多くのメリットを備えています。おもなメリットを取り上げると、次のとおりです。

ETFの特徴・4つのメリット
・分散投資を手軽にすることがきる
・費用が安く長期投資にも向いている
・値動きを読みやすい
・取引時間であればいつでも取引できる

それぞれのメリットを詳しく解説します。

1.分散投資を手軽にすることがきる

ETFは分散投資に向いており、比較的少額で指数を購入するのと同じ効果が見込めます。自らTOPIXと連動した株式投資を行おうとすれば、巨額の資金が必要になりますが、ETFであれば数十万円程度で購入できます。

そして、ETFの魅力は個別銘柄に投資をするよりも、リスクを減らすことが可能です。たとえば、100万円の資金で株式投資を行うとします。100万円でA社の株式を購入した場合、もしA社が倒産してしまったら資金はほぼなくなってしまいます。

しかし、A社・B社・C社・D社と25万円ずつ分散投資を行えば、仮にA社が倒産したとしても残りの3社分の75万円は残る形となります。さらにこの4社だけでなく、日経平均株価の225社に投資をしていれば、そのうちの1社が倒産しても残り224社があるので、大きな影響が出ません

株式をメインとしたETFであれば、上場しているすべての企業に分散投資を行っているともいえます。

2.費用が安く長期投資にも向いている

ETFの取引では、売買コスト保有コストの2種類のコストが発生します。売買コストとは売買委託手数料のことです。

売買委託手数料については低下傾向が見られるので、手軽に投資が行える環境ができつつあります。また、保有コストというのはおもに信託報酬のことを指します。

一般的に、ETFは非上場の投資信託と比べると信託報酬が低いといわれています。ETFの場合は販売会社への手数料やファンドの事務費用などが安価であるため、管理コストが抑えられています

費用の負担が少なければ、長期投資にも向いているといえるでしょう。

3.値動きを読みやすい

ETFは指数の動きに連動する形で運用されているので、値動きを把握しやすいのが特徴だといえます。ETFの市場価格は、純資産価値(基準価額)をベースとして現在の指数の動きを折り込みながら売買されるため、市場価格もおおむね指数に連動していきます

たとえば、TOPIXや日経平均株価であれば、一般投資家もニュースなどで情報を得やすいので値動きを把握しやすいでしょう。

4.取引時間であればいつでも取引できる

ETFは取引時間中であれば、いつでも売買が可能です。非上場の投資信託の場合は1日1回その日の終値で基準価額が算出され、その基準価額でしか1日1回の設定・解約が行えません。

その一方で、ETFの場合であれば株式と同じように、指値注文や成行注文で相場を見ながら、リアルタイムで売買が行えます。ただし、いくら1日に何度も売買が行えるといっても、取引を行うだけ売買委託手数料などがかかるので注意が必要です。

ETFの基準価額も1日1回算出されますが、この基準価額はETFの設定と交換のみに使われるものです。ETF投資を始めてみようと思われる方は、投資初心者でも始めやすいLINE証券の利用を検討してみましょう。

参照:LINE証券

ETFの注意点・3つのデメリット

ETFには多くのメリットがありますが、注意しておきたいデメリットもいくつかあります。おもなデメリットとしてあげられる点は、次のとおりです。

ETFの注意点・3つのデメリット
・市場価格と基準価額が乖離する
・自動的に再投資することができない
・レバレッジをかけた取引にはリスクがある

各デメリットについて、どのような点に気をつけるべきかを解説します。

1.市場価格と基準価額が乖離する

ETFは上場株式としての「市場価格」と、投資信託としての「基準価額」の2つの価格があります。市場価格は市場のニーズによって決まるものであるため、投資信託の価値である基準価額との間に差が生じてしまうことがあるので注意が必要です。

つまり、市場価格と基準価額の価値が乖離してしまい、基準価額より安く売ってしまったり、高く買ってしまったりする可能性があります。

参照:日興アセットマネジメント「指数と基準価額と市場価格」

2.自動的に再投資することができない

ETFは市場価格をチェックしながら売買が行われるため、自動積立投資ができない場合があります。また、一般的な投資信託とは異なり、組み入れた銘柄の配当金や利息は運用経費を差し引いて、決算時に配分される形となるので自動で再投資する仕組みがありません。

分配金を途中で受け取ることができず、再投資をするには手動で買付を行うしか方法がないといえます。

3.レバレッジをかけた取引にはリスクがある

金融庁によれば、レバレッジをかけた取引はリスクが高いとされています。レバレッジ型の指標は中長期的に価値が減っていく可能性があるため、長期投資には不向きであると注意喚起が行われています。

レバレッジをかければ少ない資金でも大きな取引が行えますが、その分だけリスクの高い投資となる点をきちんと理解しておきましょう。

ETFと似ている金融商品の違い

ETFとよく似た金融商品があるので、違いについても押さえておくことが大切です。どのような違いがあるのかを詳しく解説します。

非上場投資信託(公募)とETFとの違い

非上場投資信託とは、言葉どおり上場していない投資信託のことを指します。ETFは取引所に上場しているので価格の透明性が高いですが、非上場投資信託は価格が硬直的で売買の自由度も高くありません。

非上場投資信託とETFの違いを表にまとめると、次のとおりです。

非上場投資信託 ETF
商品のラインナップ インデックスファンドやアクティブファンドなど(5000本以上) インデックスファンド(200銘柄以上)
取引時間 証券会社が定める時間内(1日1回) 取引所の立会時間内(リアルタイム
取引価格 当日の基準価額(申込時点では未定) 市場価格(リアルタイムで変動
売買の自由度 基準価額での購入・換金 指値を通じて指定可能、成行注文も可能
信用取引の有無 不可
購入場所 特定の取扱証券会社や銀行 証券会社
信託報酬 ETFと比較して高い 非上場投資信託と比較して低い

非上場投資信託とETFでは、取引時間や取引価格、取引の自由度などさまざまな点で違いがあります。これらの違いを押さえたうえで、購入を検討してみましょう。

参照:日本証券業協会「投資Q&A」

ETNとETFの違い

ETNとは指数連動証券と呼ばれており、ETFとは裏づけとなる資産や信用リスクの有無などに違いがあります。おもな違いは以下のとおりです。

 

ETN(指数連動証券) ETF(上場投資信託)
リターンの源泉 ・指数連動証券
・リンク債であるため、裏づけとなる資産がない
・現物証券
・特定の指数に連動するように組まれる
メリット ・連動する指数とETNの価格に乖離が起こらない
・幅広い指標が対象となる
・運用会社からの倒産隔離がなされている(分別保管
デメリット ・発行体からの倒産隔離がなされていない ・連動する指数とETF価格が乖離する可能性がある

上記の点で一番気をつけておきたいのは、信用リスクに関する違いです。ETFは現物資産を保有しているので資産の裏づけがなされており、さらにその資産を信託銀行などに保管しています。

そのため、たとえ運用会社が経営破たんしても、投資家が預けた資産は守られます。さらに信託銀行が経営破たんをしても、ETFの資産と信託銀行の資産は分別管理することが法律で義務付けられているので投資リスクは低いといえるでしょう。

一方、ETNの場合は現物の裏づけ資産がなく、発行体となる金融機関の信用において発行されています。発行体の倒産や財務状況の悪化などの影響から、ETNの価値が下落したり無価値となったりするリスクがあるでしょう。

リスク面でのこうした違いをきちんと踏まえたうえで、慎重に投資先を選んでいく必要があります。

参照:岡三オンライン「ETF・ETNについて」

投資信託とETFの違い

ETFと投資信託は似ている部分もありますが、明確な違いがあります。それぞれの違いについて表にまとめると、次のとおりです。

投資信託 ETF
上場の有無 非上場 上場している
取引価格 1日1回算出される基準価額 市場価格
売買方法 証券会社や銀行などで基準価額をもとに購入・換金 証券会社を通じて、指値注文・成行注文を出せる
信託報酬 0.100~1.650%程度 投資信託よりも低めに設定されている(0.060~0.950%程度
購入時の費用 販売会社ごとに決まっている販売手数料 証券会社ごとに定められた売買委託手数料

ETFは投資信託と比べて、信託報酬が低めに設定されているので、長期投資には向いています。また、ETFはリアルタイムに変動する市場価格をチェックしながら売買できるので、売買のタイミングを見極めやすくなります。

参照:日本証券業協会「投資Q&A」

ETFの6つの選び方

ETFには多数の銘柄があるので、選び方のポイントを把握しておきましょう。 選び方のコツとして、以下の点があげられます。

ETFの6つの選び方
・流動性で選ぶ
・買付手数料で選ぶ
・商品の内容で選ぶ
・乖離率で選ぶ
・運用コストで選ぶ
・分配金で選ぶ

それぞれのポイントについて解説します。

1.流動性で選ぶ

流動性とは取引のしやすさのことを意味しており、ETFを選ぶときは流動性をチェックすることが大切です。売買高が少なく、流動性が低い銘柄では希望価格での売買が成立しないこともあります。

同じTOPIX連動型のETFであっても、売買高や売買代金は銘柄によって異なります。ETFを選ぶときは、取引の出来高や売買代金が多い銘柄を選びましょう。

2.買付手数料で選ぶ

ETFは銘柄の種類や販売会社によって、買付手数料が異なります。なかには買付手数料を無料としているところもあるので、銘柄や会社を比較してみることが重要です。

買付手数料が高ければ、その分だけ利益が減ってしまいます。少額であればそれほど気にならなくても、まとまった金額を投資する場合は大きなコストになってしまうでしょう。

3.商品の内容で選ぶ

ETFを選ぶうえでは、当然ながら商品内容も重要です。一口にETFといっても、国内の株価指数に連動するものや海外の株価指数に連動するものなどさまざまあります。

また、安定した運用成績をめざすものから、ハイリスク・ハイリターンのものまで数多くの種類があるのが特徴です。証券会社のホームページなどを通じて、商品内容をよく確認して自分に合ったものを選んでみましょう。

初めてETF投資を行うのであれば、TOPIXや日経平均株価に連動したものが比較的値動きが安定しているので扱いやすいはずです。

4.乖離率で選ぶ

ETFを選択するときには、基準となっている乖離率にも注意を払っておく必要があります。乖離率が高い場合は、あまり運用がうまくいっていない可能性があるので注意しましょう。

ETFはそもそも特定の指数に狙いを定め、その値動きに近づけることを目的としているので、乖離率が小さいほうが理想的だといえます。乖離率が0%になることはありませんが、0%に近いほど良いパフォーマンスをあげていると見なすことができます。

5.運用コストで選ぶ

ETFを購入して保有するには、運用コストがかかります。おもな運用コストとしては、購入手数料・信託報酬・売買委託手数料があげられます。

特に信託報酬はETFを保有している間はずっと発生するものであるため、信託報酬が高ければ、その分だけパフォーマンスは悪くなります。長期投資を考えるならば、わずかな信託報酬の差が大きな違いになってくるでしょう。

そのため、購入手数料などと並んで、信託報酬ができるだけ低いETFを選んだほうが長期の運用に向いています。

6.分配金で選ぶ

ETFを選ぶ際は、分配金がいくらになるかもチェックしておきましょう。分配金とは株式投資でいうところの配当金にあたるものであり、年1~4回程度出るのが一般的です。

しかし、なかには分配金が一切ないというETFもあるので、商品内容をきちんと確かめておく必要があります。分配金を狙って投資するのであれば、配当利回りの良い株式やREITを投資対象としているETFを選んでみると良いでしょう。

ETFの過去の分配履歴を確認すれば、今後どのようなペースで分配金を受け取れるかの目安となるはずです。

初心者におすすめの5つの国内ETF

投資初心者の方であっても、ETFに投資することは可能です。国内ETFとしておすすめのものは、次の金融商品があげられます。

初心者におすすめの5つの国内ETF
・NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信
・東証グロース・コアETF
・NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信
・ダイワ 上場投信-日経225
・日経高配当株50ETF

各ETFの特徴について解説します。

1.NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信

「NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信」は、日経225と連動しているETFです。国内株だけで100%が構成されています。

おもな特徴と上位構成銘柄についてまとめると、次のとおりです。

「NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信」のおもな特徴

銘柄名 NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信
ベンチマーク 日経225
運用会社 野村アセットマネジメント
設定日 2001年7月9日
直近の分配金利回り 1.86%(2023年1月5日)
乖離率 -0.01%(2022年12月)
購入できる証券会社 楽天証券、SBI証券、松井証券など

上位構成銘柄

順位 銘柄 組入比率
1位 ファーストリテイリング 10.3%
2位 東京エレクトロン 5.0%
3位 ソフトバンクグループ 4.3%
4位 KDDI 3.1%
5位 ダイキン工業 2.6%
6位 ファナック 2.5%
7位 アドバンテスト 2.2%
8位 信越化学 2.1%
9位 テルモ 1.9%
10位 京セラ 1.7%

※2022年12月30日現在

このETFは後で紹介する「ダイワ 上場投信-日経225」と構成銘柄は同じですが、運用会社が野村アセットマネジメントとなっています。ファンドの規模が7兆円を超えており、財務基盤がとても安定していることから、初めてETF投資をする方におすすめです。

また、信託報酬が0.127%と低めで、直近の分配金は4,970円(2022年7月8日現在)と高めであり、長期投資を考える方には向いている金融商品だといえます。売買高が多いので、売買をしたいときに取引しやすいのも良い点です。

さらに、乖離率は-0.01%(2022年12月) であるため、良いパフォーマンスを出していることがわかります。どのETFを購入しようか迷ったときには、候補の1つとして検討してみると良いでしょう。

参照:「NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信」

2.東証グロース・コアETF

「東証グロース・コアETF」は、東証グロース市場Core指数をベンチマークとしているETFです。東証グロース市場Core指数は、東証グロース市場に上場する国内株のうち、上場時価総額や流動性を考慮して20銘柄から構成されている指数のことです。

おもな特徴と構成銘柄についてまとめると、次のとおりです。

「東証グロース・コアETF」のおもな特徴

銘柄名 東証グロース・コアETF
ベンチマーク 東証グロース市場Core指数
運用会社 シンプレクス
設定日 2011年11月28日
直近の分配金利回り 0.00% (2023年1月5日)
乖離率 0.18%(2022年12月)
購入できる証券会社 SBI証券、楽天証券、松井証券など

上位構成銘柄

順位 銘柄 組入比率
1位 メドレー 11.78%
2位 そーせいグループ 7.99%
3位 Appier Group 7.25%
4位 ジーエヌアイグループ 6.69%
5位 ビジョナル 6.40%
6位 プラスアルファ・コンサルティング 6.08%
7位 M&A総合研究所 5.62%
8位 サンウェルズ 5.51%
9位 セルソース 5.25%
10位 ティーケーピー 5.05%

※2022年12月30日現在

東証グロース・コアETFで気をつけておきたい点は、分配金が出ないことがあげられます。今後の成長が見込まれる企業の銘柄で構成されているため、分配金を出すことよりも再投資に資金が向けられているといえるでしょう。

元々、マザーズ・コア上場投信という名称で上場したETFであり、ベンチャー企業が多かった旧マザーズ市場の活性化のために生み出されたものです。そうした経緯から、ベンチャー企業で銘柄が構成されており、ベンチャー企業への投資に興味がある方におすすめです。

参照:日本経済新聞「東証グロース・コアETF」

3.NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信

「NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信」は、野村アセットマネジメントが運用するETFです。TOPIXと連動しており、安定的に分配金を出し続けています。

おもな特徴と構成銘柄をまとめると、次のとおりです。

「NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信」のおもな特徴

銘柄名 NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信
ベンチマーク TOPIX
運用会社 野村アセットマネジメント
設定日 2001年7月11日
直近の分配金利回り 2.38%(2023年1月5日)
乖離率 -0.03%(2022年12月)
購入できる証券会社 SBI証券、楽天証券、マネックス証券など

上位構成銘柄

順位 銘柄 組入比率
1位 トヨタ自動車 3.80%
2位 ソニー 2.70%
3位 キーエンス 1.90%
4位 NTT 1.70%
5位 三菱UFJフィナンシャルグループ 1.70%
6位 第一三共 1.30%
7位 任天堂 1.30%
8位 日立製作所 1.30%
9位 武田薬品工業 1.20%
10位 ソフトバンクグループ 1.20%

10位 ソフトバンクグループ 1.20%
※2022年12月30日現在

構成銘柄としては、自動車・情報通信業・銀行業などが目立ちます。日本を代表する企業の銘柄で構成されているので、長期的にも安定感があるといえるでしょう。

信託報酬は0.264%に設定されているため、他のETFと比べても低い水準だといえます。注意しておきたい点は、「NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信」はつみたてNISAで購入することができません。

自分の投資スタンスと合った銘柄であるかどうかをよく見極めて、検討してみましょう。

参照:日本経済新聞「NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信」

4.ダイワ 上場投信-日経225

「ダイワ 上場投信-日経225」は、日経平均株価(日経225)に連動した投資実績をめざすETFです。おもな特徴と上位構成銘柄についてまとめると、次のとおりです。

「ダイワ 上場投信-日経225」のおもな特徴

銘柄名 ダイワ 上場投信-日経225
ベンチマーク 日経225
運用会社 大和アセットマネジメント
設定日 2001年7月9日
直近の分配金利回り 1.99% (2023年1月5日)
乖離率 0.03%(2022年12月)
購入できる証券会社 SBI証券、楽天証券、松井証券など

上位構成銘柄

順位 銘柄 組入比率
1位 ファーストリテイリング 10.40%
2位 東京エレクトロン 5.0%
3位 ソフトバンクグループ 4.4%
4位 KDDI 3.1%
5位 ダイキン工業 2.6%
6位 ファナック 2.6%
7位 アドバンテスト 2.2%
8位 信越化学 2.1%
9位 テルモ 1.9%
10位 京セラ 1.7%

※2022年11月30日現在

このETFは信託報酬が0.132%と低い水準にあるのが特徴であり、日経平均株価を上回る高いパフォーマンスを備えています。国内の株価指数に連動しているETFなので、投資初心者でもわかりやすい仕組みだといえるでしょう。

また、つみたてNISAに対応しており、毎年7月には分配金が出ます。長期投資に向いているETFなので、分配金を得ながらコツコツと投資を行いたい方にもおすすめの銘柄です。

興味がある方は、編集部が執筆した積立nisaとはの記事もご覧ください。

そして、構成銘柄を見ると電気機器や情報通信業、小売業などから構成されていることがわかります。安定性と成長性を兼ね備えた企業で構成されたETFなので、リスクを抑えながらリターンをしっかりと得ていきたい方に向いています。

また、「ダイワ 上場投信-日経225」を購入するなら、SBI証券を利用してみると便利です。ETF定期買付サービスを提供しているので、日中は仕事や家事などで忙しい方でも、しっかりと資産形成を行っていけます。

参照:日本経済新聞「ダイワ上場投信-日経225」

5.日経高配当50ETF

「日経高配当50ETF」は、日経平均株価のなかで予想配当利回りが高い50の銘柄から構成されるETFです。有名企業に分散投資をしていることに特徴があり、高い分配金と安定性から、長期投資に向いている金融商品だといえます。

おもな特徴と構成銘柄は、次のとおりです。

「日経高配当50ETF」のおもな特徴

銘柄名 NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
ベンチマーク 日経平均高配当株50指数(日経高配当株50)
運用会社 野村アセットマネジメント
設定日 2017年2月10日
直近の分配金利回り 5.03%(2023年1月5日)
乖離率 0.33%(2022年12月)
購入できる証券会社 SMBC日興証券、野村證券、みずほ証券など

上位構成銘柄

順位 銘柄 組入比率
1位 三井住友フィナンシャルグループ 4.5%
2位 みずほフィナンシャルグループ 4.1%
3位 日本郵政 3.8%
4位 日本たばこ産業 3.8%
5位 武田薬品工業 3.6%
6位 三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.5%
7位 日本製鉄 3.4%
8位 ソフトバンク 3.3%
9位 JFEホールディングス 3.2%
10位 商船三井 3.2%

※2022年11月30日現在

日経高配当50ETFの大きな特徴は、高い分配利回りだといえます。4.0%を超える高配当を続けており、コツコツと投資を続けたい方にとってはおすすめです。

また、投資は1口単位で行えるので数万円から投資が行えます。50銘柄に数万円から投資できるため、ETF投資が初めての方でも購入しやすいといえるでしょう。

日経高配当50ETFは年4回(1月・4月・7月・10月)、分配金を受け取れます。米国高配当ETFの分配金は3月・6月・9月・12月となっているので、分配金を狙って投資をしたい場合は上手に組み合わせてみると、投資の成果を実感しやすくなります。

参照:日本経済新聞「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」

初心者におすすめの海外ETFとは?

ETFの基本的な仕組みがわかっていれば、投資初心者であっても海外ETFに投資することはできます。おすすめの海外ETFとして、次のものがあげられます。

初心者におすすめの海外ETF
・VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
・QQQ パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1
・VOO バンガード・S&P500 ETF
・SYP SPDR S&P500
・GSG iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト

それぞれの海外ETFについて、特徴を紹介します。

VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF

「VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(以下、VTI)はインデックス型のETFであり、アメリカ株式市場の大型株から小型株まで、約4,000銘柄をカバーしています。大手資産運用会社のバンガードが運用しており、他社と比べて経費率が低く、運用効率を高めています。

VTIのおもな特徴と構成銘柄をまとめると、次のとおりです。

「VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」のおもな特徴

銘柄名 VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
ベンチマーク CRSP USトータル・ マーケット・インデックス
運用会社 バンガード
設定日 2001年5月31日
直近の分配金利回り 1.96%(2023年1月)
乖離率 0.03%(2023年1月)
購入できる証券会社 SBI証券、マネックス証券、IG証券など

上位構成銘柄

順位 銘柄 組入比率
1位 アップル 5.59%
2位 マイクロソフト 4.71%
3位 アマゾン・ドット・コム 2.07%
4位 アルファベットA(Google) 1.50%
5位 バークシャー・ハサウェイ 1.33%
6位 アルファベットC(Google) 1.32%
7位 テスラ 1.28%
8位 ユナイテッド・ヘルス・グループ 1.27%
9位 ジョンソン・エンド・ジョンソン 1.16%
10位 エクソンモービル 1.15%

分配金は年4回で、3月・6月・9月・12月にそれぞれ支払われます。ただし、VTIは配当重視のETFというわけではないので、分配金だけを見るとやや物足りなさがあるかもしれません。

高配当を狙った投資をしたい場合は、先に紹介した「日経高配当株50ETF」などもあわせて検討してみると良いでしょう。一方、VTIは過去のチャートの動きから、力強く成長していることがうかがえます。

ITバブルやリーマンショック、コロナショックという大きな下落が生じた際も力強く回復し、順調に成長していることがわかります。分散投資を行う際の1つの投資先として選んでみるのもおすすめです。

また、興味がある方は編集部が執筆したVTI 株価の記事もご覧ください。

参照:Bloomberg「VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」

QQQ パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1

「QQQ パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1」(以下、QQQ)は、NASDAQ-100指数と連動するように運用されているアメリカ株のインデックスETFです。NASDAQ-100指数とは、NASDAQに上場する、金融機関を除いた時価総額上位100社の株式で構成されている指数を指します。

QQQのおもな特徴と構成銘柄をまとめると、次のとおりです。

「QQQ パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1」のおもな特徴

銘柄名 QQQ パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1
ベンチマーク NASDAQ-100指数
運用会社 インベスコ
設定日 1999年3月10日
直近の分配金利回り 1.00%(2023年1月)
乖離率 0.01%(2023年1月)
購入できる証券会社 マネックス証券、SBI証券、楽天証券など

上位構成銘柄

順位 銘柄 組入比率
1位 マイクロソフト 11.72%
2位 アップル 11.54%
3位 アマゾン・ドット・コム 6.32%
4位 アルファベットA(Google) 3.75%
5位 アルファベットC(Google) 3.71%
6位 エヌビディア 3.50%
7位 メタ・プラットフォームズ 2.68%
8位 テスラ 2.59%
9位 ペプシコ 2.19%
10位 ブロードコム 2.08%

※2023年1月11日現在

上記のように、QQQはいわゆるGAFAMと呼ばれる大型ハイテク株が構成銘柄の上位を占めています。つまり、QQQに投資をすることはアメリカのハイテク株に分散投資をするのと近い形となります。

ハイテク株はグロース株とも呼ばれており、今後の成長が大きく見込まれるので、積極的に投資をしていきたいという方におすすめです。QQQと似たような金融商品として、TQQQというものがあります。

こちらはNASDAQ-100指数の日時運用実績の3倍に連動するように運用されているレバレッジETFであり、QQQと比べてハイリスク・ハイリターンなのが特徴です。ETF投資を行うときは、得られるリターンだけを意識するのではなく、リスクも含めて注意深く検討する必要があります。

QQQはハイテク株を中心として構成されていますが、過去のチャートを見るとコロナショックの際も大きく上昇を続けています。一時的な下落はあっても、全体を通して見れば順調に成長している銘柄だといえるでしょう。

また、興味がある方は編集部が執筆したqqq 株価の記事もご確認ください。

参照:Bloomberg「QQQ パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1」

VOO バンガード・S&P500 ETF

「VOO バンガード・S&P500 ETF」は、バンガードが運用しているETFであり、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500と連動した運用をめざしています。おもな特徴と上位構成銘柄についてまとめると、次のとおりです。

「VOO バンガード・S&P500 ETF」のおもな特徴

銘柄名 VOO バンガード・S&P500 ETF
ベンチマーク S&P500
運用会社 バンガード
設定日 2010年9月7日
直近の分配金利回り 1.92%(2023年1月)
乖離率 0.01%(2023年1月)
購入できる証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券など

上位構成銘柄

順位 銘柄 組入比率
1位 アップル 6.50%
2位 マイクロソフト 5.53%
3位 アマゾン・ドット・コム 2.49%
4位 アルファベットA(Google) 1.76%
5位 バークシャー・ハサウェイ 1.67%
6位 アルファベットC(Google) 1.58%
7位 テスラ 1.51%
8位 ユナイテッド・ヘルス・グループ 1.49%
9位 ジョンソン・エンド・ジョンソン 1.36%
10位 エクソンモービル 1.35%

※2023年1月11日現在

このETFは信託報酬が0.03%とかなり低い水準であり、分配金は年4回もあるので長期投資を考える方におすすめです。また、販売手数料がかからない点もうれしいメリットだといえるでしょう。

バンガードは約6兆ドル以上の資産を運用する会社であり、そのなかでも「VOO バンガード・S&P500 ETF」は代表的な金融商品です。数万円程度から投資を始められるので、海外のETFに興味がある方は検討してみると良いでしょう。

このETFを購入するなら、マネックス証券がお得です。マネックス証券では特定の米国ETFの買付手数料をキャッシュバックしているので、実質的に手数料無料で購入できます。

特にバンガードのETFに力を入れている会社なので、利用する証券会社とあわせてETFを選んでみましょう。

また、興味がある方は編集部が執筆したvoo 株価の記事もご確認ください。

参照:Bloomberg「VOO バンガード・S&P500 ETF」

SPY SPDR S&P500

「SPY SPDR S&P500」は、1993年1月にアメリカで最初に上場されたETFで、S&P500への連動をめざす形で運用されています。運用会社のステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ (SSGA)は、約40年にわたって各国で資産運用サービスを提供しており、運用資産は2兆ドルを超えていて安定感のある会社です。

おもな特徴と構成銘柄についてまとめると、次のとおりです。

「SPY SPDR S&P500」のおもな特徴

商品名 SPY SPDR S&P500
ベンチマーク S&P500
運用会社 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ (SSGA)
設定日 1993年1月22日
直近の分配金利回り 1.88%(2023年1月)
乖離率 -0.01%(2023年1月)
購入できる証券会社 SBI証券、楽天証券、マネックス証券など

上位構成銘柄

順位 銘柄 組入比率
1位 アップル 5.97%
2位 マイクロソフト 5.20%
3位 アマゾン・ドット・コム 2.38%
4位 バークシャー・ハサウェイ 1.74%
5位 アルファベットA(Google) 1.61%
6位 アルファベットC(Google) 1.44%
7位 ジョンソン・エンド・ジョンソン 1.41%
8位 ユナイテッド・ヘルス・グループ 1.41%
9位 エクソンモービル 1.37%
10位 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 1.24%

※2023年1月9日

「SYP SPDR S&P500」はアメリカを代表する企業の銘柄で構成されたS&P500指数をもとに運用されているので、ETFを保有することでアメリカ経済の成長を享受できます。1口単位で購入できるため、投資初心者の方であっても分散投資の一環として購入を検討してみると良いでしょう。

また、アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど日本でも馴染みのある企業の銘柄で構成されているのも特徴です。GAFAMへの投資を考えている場合、「SYP SPDR S&P500」を購入してみるのも、選択肢の1つとして考えられるでしょう。

個別企業の株をそれぞれ購入しようとすると、まとまった資金が必要になりますが、ETFであれば少ない金額でも投資が始められます。ETFの強みを活かして、無理のない投資を行ってみましょう。

参照:Bloomberg「SPY SPDR S&P500」

GSG iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト

「GSG iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト」は、名称のとおりコモディティ(商品)に幅広く投資を行っているのが特徴です。エネルギーや希少金属、農業などの商品先物市場と連動した運用をめざしています。

このETFのおもな特徴と構成銘柄は、次のとおりです。

「GSG iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト」のおもな特徴

商品名 GSG iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト
ベンチマーク S&P GSCI トータル・リターン指数
運用会社 ブラックロック・アセット・マネジメント・インターナショナル・インク
設定日 2006年7月21日
直近の分配金利回り なし
乖離率 -0.06%(2023年1月5日)
購入できる証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券

S&P GSCIトータル・リターン指数の構成割合

順位 銘柄 組入比率
1位 WTI原油 21.09%
2位 ブレンド原油 14.07%
3位 9.94%
4位 8.29%
5位 トウモロコシ 6.69%
6位 軽油 6.62%
7位 5.87%
8位 アルミニウム 5.62%
9位 大豆 4.96%
10位 小麦 4.94%

コモディティ全体に投資をしたい方向けのETFですが、原油や天然ガスなどエネルギー分野の構成割合が約6割を占めているので、価格が大きく変動しやすいところがあります。投資のスタンスとしては投機的な部分も見られるので、ハイリターンである代わりにハイリスクな投資であることを理解したうえで検討しましょう。

少額投資から始められるので、あくまでメインの投資先というよりは、分散投資の1つとして組み込んでみるとリスクを抑えられます。ただし、商品先物の動きは投資初心者の方には難しいところがあるため、ある程度取引に慣れてから考えるほうが良いといえます。

投資で成功を収めるには、基本的な仕組みをよく理解して投資を行うことが大切です。投資をする場合も、まずは少額から始めて相場の動きやトレードに慣れていきましょう。

参照:Bloomberg「GSG iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト」

初心者におすすめの証券会社

投資で成果を出していくには、証券会社選びが重要です。投資を初めて行う方にもおすすめの証券会社をまとめると、以下のとおりです。

auカブコム証券
LINE証券
SBI証券
マネックス証券
PayPay証券
楽天証券

松井証券

取引手数料

55円~


無料
(取引スプレッドあり)
55円~ 55円~
無料
(取引スプレッドあり)

無料
※適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要

1日定額制のみ

(約定額50万円までは無料)

NISA

つみたてNISAのみ 取り扱いなし

投資信託  

1,604銘柄

33銘柄
2,631銘柄
1,304銘柄 8銘柄
2,567銘柄
 

1,631銘柄

米国株

1,801銘柄

取り扱いなし
5,445銘柄

4,624銘柄
137銘柄
4,301銘柄

1,368銘柄

特徴 1株単位から投資ができる。三菱UFJフィナンシャルグループとKDDIが主要株主のネット証券 LINEアプリから投資を行える。キャンペーンやタイムセールが充実 取り扱い銘柄数が多い。クレジットカードで積み立て投資が可能 アメリカ株の銘柄が豊富。海外ETFに力を入れている 利用者の約70%が投資初心者。1,000円から気軽に投資を始められる 取引を行うことで楽天ポイントが貯められる。つみたてNISAでポイントが活用できる 取引手数料が安い。NISA手数料が永久無料など、独自サービスを展開している

※2022年12月現在

各証券会社の特徴やおすすめポイントを紹介します。

auカブコム証券


出典:auカブコム証券

auカブコム証券のおすすめポイント
・現物取引や信用取引の手数料が安い
・プチ株は1株から投資できる
・Pontaポイントが使えて、貯められる

現物取引や信用取引の手数料が安い

auカブコム証券は、株式取引の手数料が安いことに特徴があります。1回の注文ごとに約定額によって手数料が決まる「ワンショット手数料コース」と、1日の約定額に応じて手数料が決まる「一日定額手数料コース」の2つから選べます。

参照:auカブコム証券

ワンショット手数料コースでは現物取引が55円(税込)~信用取引が99円(税込)~となっています。一日定額手数料コースは、現物取引・信用取引のどちらも100万円までの手数料が無料であり、とてもお得です。

特に短期間で売買を繰り返す投資スタイルの方であれば、取引手数料は大事なポイントでもあります。取引コストを抑えて、コツコツと利益を積み上げていきましょう。

プチ株は1株から投資できる

プチ株とは単元未満株のことであり、1株単位で株の購入ができます。100株単位の単元株ではまとまった資金が必要ですが、プチ株であれば少額の資金から投資を始められます。

24時間注文が可能で、取引手数料は約定額の0.5%です。投資が初めての方でも気軽に取り組みやすいサービスが用意されています。

少額から始める投資であっても、コツコツと長い時間をかけて取り組んでいけば資産形成できますし、購入するタイミングをずらすことでリスクを軽減できるでしょう。

Pontaポイントが使えて、貯められる

auカブコム証券の投資信託では、Pontaポイントを利用して投資が行えます。1ポイントを1円として使えるので、ポイントを有効活用できるでしょう。

また、投資信託の月間平均保有額が24,000円以上であれば、毎月Pontaポイントをもらえるチャンスがあり、最大で0.24%のPontaポイントが加算されます。少しでもお得に投資をしたいという方におすすめの証券会社です。

Pontaポイントはコンビニや飲食店など、さまざまな場所で利用できるので、ライフスタイルに合わせた使い方ができるでしょう。また、興味がある方は編集部が執筆したカブドットコム証券の記事もご確認ください。

auカブコム証券
口座数 154万口座
※2023年3月時点
取引手数料 【1注文の約定代金】
5万円以下:55円
10万円以下:99円
20万円以下:115円
50万円以下:275円
100万円以下:535円
100万円超:約定金額×0.099%(税込)+99円
※上限:4,059円
【1日の約定代金合計額】
100万円以下:0円
200万円以下:2,200円
300万円以下:3,300円
400万円以下:4,400円
500万円以下:5,500円
以降100万円ごとに+1,100円
NISA あり
積立NISA あり(190銘柄 ※2023年5月11日時点)
iDeCo あり
IPO実績 42社(2021年)
19社(2020年)
25社(2019年)
ポイント投資 Pontaポイント
取引ツール kabuステーション®
カブナビ®
カブボード®
カブボードフラッシュ
EVER チャート
kabuスコープ®
kabuカルテ®
残高照会フラッシュ
保証金シミュレーター
スマホアプリ auカブコム証券アプリ 
kabuステーション®アプリ
kabu.com for iPhone/Android/au
口座開設日数 最短翌営業日

auカブコム証券の公式サイトはこちら

LINE証券

出典:LINE証券

LINE証券のおすすめポイント
・少額から投資が可能
・LINEポイントやLINE Payを活用できる
・キャンペーンやタイムセールが充実

少額から投資が可能

LINE証券では、いちかぶ(単元未満株)という1株単位の投資が可能です。100株単位の投資ではそれなりの資金を用意する必要がありますが、1株単位であれば気軽に投資を始められます。

少額から投資できるだけでなく、分散投資も行えるので投資スタイルに幅を持たせられるでしょう。また、いちかぶでは取引手数料が無料であり、信用取引の取引手数料もインターネット取引なら無料となっています。

スプレッドという費用が0.35~1.0%かかりますが、ネット証券ならではの手数料の安さは魅力だといえます。

参照:LINE証券「いちかぶ(単元未満株)」

LINEポイントやLINE Payを活用できる

普段からLINEアプリをよく使う方であれば、LINEポイントをコツコツと貯めている場合もあるでしょう。LINE証券では、貯めたLINEポイントを投資資金として活用できます。

1ポイントを1円として利用でき、すべての金融商品で利用可能です。また、LINE Payで株や投資信託を購入することができ、LINEポイントを貯められます。

LINE証券の取引はLINEアプリですべて完結できるので、日中忙しい方でもスキマ時間を利用して投資を行えます。スマートフォンだけで投資をしたい方におすすめです。

キャンペーンやタイムセールが充実

LINE証券は定期的にキャンペーンやタイムセールを行っています。新しく口座を開設することでプレゼントを得られたり、タイムセールを利用することで普段よりも安い価格で株を購入できたりします。

気になっている銘柄があるときは、タイムセールのタイミングを狙って投資を行えば、取引コストを抑えられるでしょう。お得な情報は公式アカウントから通知されるので、見逃す心配もありません。

また、興味がある方は編集部が執筆したLINE証券の記事もご確認ください。

LINE証券
口座数 100万口座
※2021年11月時点
取引手数料 【1注文の約定代金】
5万円以下:55円
10万円以下:99円
20万円以下:115円
50万円以下:275円
100万円以下:535円
150万円以下:640円
3,000万円以下:1,013円
3,000万円超:1,070円
NISA なし
積立NISA あり(9銘柄 ※2022年4月時点)
iDeCo あり
IPO実績 11社(2021年)
0社(2020年)
0社(2019年)
ポイント投資 LINEポイント
取引ツール LINEアプリ
スマホアプリ LINEアプリ
口座開設日数 最短翌営業日

LINE証券の公式サイトはこちら

SBI証券

SBI証券出典:SBI証券

SBI証券のおすすめポイント
・外国株の種類が充実している
・取引手数料が低めに設定されている
・クレジットカードで積み立て投資ができる

外国株の種類が充実している

SBI証券ではアメリカをはじめ、中国・韓国・インドネシア・ベトナム・シンガポールなど、9ヶ国の外国株を取り扱っています。特にアメリカ株については4,000銘柄以上を取り扱っており、証券業界でもトップクラスだといえるでしょう。

参照:SBI証券

日本株をメインで考えられている方であっても、外国株をポートフォリオの一部に組み入れることで、リスク分散につなげられます。また、取り扱っている銘柄数が多いので、GAFAMだけでなく多くのベンチャー企業にも投資できるのも魅力です。

外国株や海外ETFなどに関心がある方は、SBI証券の利用を検討してみましょう。

取引手数料が低めに設定されている

投資を行ううえで、取引コストは気になるものです。取引コストが高ければ、せっかく利益を得てもその分が相殺されてしまうため、パフォーマンスが悪くなってしまうでしょう。

SBI証券ではいくつかのプランが用意されているので、取引手数料を低く抑えることが可能です。スタンダードプランなら55円(税込)~、アクティブプランなら1日の約定額が100万円以下であれば取引手数料は無料となります。

取引回数が多い方ほど、取引コストの負担は気になるでしょう。長期的に投資に取り組んでいく場合、わずかな取引コストの差でもパフォーマンスに大きな違いが出てきます。

基本的なプランの仕組みを理解したうえで、賢く活用してみましょう。

クレジットカードでつみたて投資ができる

SBI証券の特徴の1つとして、投資信託の積み立て投資をクレジットカードで行えます。三井住友カードなど、対象となるカードは限られていますが、お得にポイントを貯めながらコツコツと投資が行えるので活用してみましょう。

クレジットカード決済を行うことで証券口座に入金する必要がなく、カードの種類によっては最大で3.0%のポイント還元を受けられます。カードでの積み立ては100円から50,000円まで1円単位で可能です。

自分のペースで少しずつ積み立てを行って、着実に資産を築いていきましょう。

また、興味がある方は編集部が執筆したSBI証券の記事もご確認ください。

SBI証券
口座数 801万口座
※2021年12月末時点
取引手数料 【1注文の約定代金】
5万円以下:55円
10万円以下:99円
20万円以下:115円
50万円以下:275円
100万円以下:535円
150万円以下:640円
3,000万円以下:1,013円
3,000万円超:1,070円
【1日の約定代金合計額】
100万円以下:0円
200万円以下:1,238円
300万円以下:1,691円
以降100万円増加毎に+295円
NISA あり
積立NISA あり(179銘柄 ※2022年4月16日時点)
iDeCo あり
IPO実績 122社(2021年)
85社(2020年)
84社(2019年)
ポイント投資 Tポイント
取引ツール HYPER SBI 2
HYPER SBI
スマホアプリ SBI証券 株 アプリ
口座開設日数 最短翌日

SBI証券の公式サイトはこちら

マネックス証券


出典:マネックス証券

マネックス証券のおすすめポイント
・手頃な手数料が設定されている
・アメリカ株など豊富な商品を取り扱っている
・取引ツールや投資コンテンツが充実している

手頃な手数料が設定されている

マネックス証券では、現物取引の手数料は55円(税込)~となっているので、取引コストを抑えながら投資に取り組みやすい環境が整えられています。ワン株(単元未満株)であれば買付手数料は無料であり、1株単位での取引なので少額から始められます。

また、マネックスアドバイザーというロボアドバイザーが運用の手助けをしてくれるので、投資が初めての方でも必要なサポートを受けられます。高度な金融工学やマーケットの専門家によるサポートによってマネックスアドバイザーは運営されているため、上手に活用することで投資初心者の方であってもプロ並みの運用を行うことが可能です。

提案された運用プランは、利用者自身が自由にカスタマイズすることもできるので、投資上級者の方にとってもおすすめのサービスです。

アメリカ株など豊富な商品を取り扱っている

マネックス証券の特徴の1つとして、アメリカ株に関するサービスが充実している点があげられます。アメリカ株は日本株と比べて、配当利回りが高い傾向があり、長期投資にも向いているといえるでしょう。

大型株から中小型株まで5,000銘柄以上を取り扱っているので、有名企業だけでなく今後の成長が見込まれる企業に積極的な投資を行えます。また、アメリカ株の投資であっても日本株や投資信託と同じように特定口座に対応しています。

外国株に初めて投資をするときは税金面が気になる部分もあるでしょうが、特定口座での取引であれば、面倒な確定申告も必要がなくなります。アメリカ株ETFの13銘柄については買付手数料のキャッシュバックなども行われており、積極的に投資をしやすい環境が整えられています。

取引ツールや投資コンテンツが充実している

取引や資産管理を行うツールは、スマートフォンやパソコンで扱いやすい設計となっています。日本株銘柄の分析ツールであるマネックス銘柄スカウターは、複雑な情報を見やすくすることに優れており、分析が苦手な方でも気軽に企業分析に取り組めるのが特徴です。

また、マネックストレーダーシリーズでは、初心者から上級者まで使える豊富な機能を取りそろえており、スピーディーに注文が出せる環境を整えています。1つの画面でチャート分析から実際の発注までを行えるため、投資のチャンスを逃さずスムーズな取引が行えます。

そして、投資初心者の方向けに「はじめての投資ガイド」や「マネクリ」といった投資コンテンツが定期的に配信されているのも特徴です。投資に関する専門知識がなくても、実際にトレードに取り組みながら、必要な知識を学んでいくことができます。

マネックス証券
口座数 218万口座
※2022年3月時点
取引手数料 【1注文の約定代金】
5万円以下:55円
10万円以下:99円
20万円以下:115円
50万円以下:275円
100万円以下:535円
150万円以下:640円
3,000万円以下:1,013円
3,000万円超:1,070円
【1日の約定代金合計額】
100万円以下:550円
100万円超、約定金額300万円ごとに+2,750円
NISA あり
積立NISA あり(152銘柄 ※2022年4月16日時点)
iDeCo あり
IPO実績 72社(2021年)
55社(2020年)
48社(2019年)
ポイント投資 マネックスポイント
取引ツール マネックストレーダー
MonexTraderFX
銘柄スカウターなど
スマホアプリ マネックストレーダー株式スマートフォンなど
口座開設日数 2〜3営業日程度

マネックス証券の公式サイトはこちら

PayPay証券


出典:PayPay証券

PayPay証券のおすすめポイント
・1,000円から投資できるので初心者でも始めやすい
・1株からIPOに応募可能
・おいたまま買付で投資の手間を省ける

1,000円から投資できるので初心者でも始めやすい


参照:PayPay証券

PayPay証券の投資は1,000円から始められます。一般的な場合、株式投資では単元株というものが決められており、投資を始めるために数十万円から数百万円必要になることもめずらしくありません。

しかし、PayPay証券では株数ではなく、金額ベースで投資を始められます。たとえば、1株10,000円の株式があったとして、1,000円で0.1株分を保有することになります。

単元株を気にせずに投資できるため、少額からコツコツと投資に取り組みたい方におすすめです。自分の投資スタイルに合わせて、無理のない投資を行えるでしょう。

1株からIPOに応募可能

IPOとは新規公開株のことを指しますが、PayPay証券では1株単位でIPOに応募できます。IPOは公募価格(上場前の株価)よりも初値(上場日の株価)のほうが高くなる場合があり、大きな利益を狙える可能性があることから人気が高い投資です。

しかし、通常は単元株での取引となるため、仮にIPOの抽選に当選したとしてもまとまった資金が必要になります。PayPay証券ではIPOの抽選に当選した際は、1株から購入できるので資金面で心配がいらず、気軽に応募できます。

IPOに興味がある方は、PayPay証券を選んでみるとメリットを得やすいでしょう。

おいたまま買付で投資の手間を省ける

PayPay証券では、「おいたまま買付」というサービスを提供しています。このサービスは、銀行口座などから証券口座に送金手続きを行わなくても、直接買付が行える仕組みです。

1万円から始めることができ、株式や投資信託の購入を行えます。PayPay証券で口座を開いていれば設定方法は簡単で、アプリの買付画面から設定可能です。

連携可能な金融機関は、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・ゆうちょ銀行・南都銀行・ドコモ口座・ソフトバンクカード・PayPay銀行となっています。これらの金融機関に口座がある方はぜひ活用してみましょう。

PayPay証券
口座数 17万口座
※2021年3月時点
取引手数料 東京証券取引所の立会時間内:「基準価格」に0.5%を乗じた価格
上記以外の時間帯:「基準価格」に1.0%を乗じた価格
NISA あり
積立NISA あり(79銘柄 ※2022年4月時点)
iDeCo なし
IPO実績 0社(2021年)
0社(2020年)
0社(2019年)
ポイント投資 PayPayポイント
取引ツール
スマホアプリ PayPay証券アプリ
口座開設日数 最短即日

PayPay証券の公式サイトはこちら

楽天証券

出典:楽天証券

楽天証券のおすすめポイント
・取引手数料が安い
・楽天ポイントで投資ができる
・便利なツールが充実している

取引手数料が安い

楽天証券の取引手数料は業界でも低い水準にあるため、初めて投資を行う方でも使いやすいところがポイントです。「ゼロコース」「超割コース」「いちにち定額コース」の3種類のコースが設けられているので、自分の投資スタイルに合ったものを選んでみるとメリットを実感しやすいでしょう。

超割コースは約定額が5万円までなら取引手数料が55円(税込)、10万円までなら99円(税込)となっており、少額の投資から始めたい方におすすめです。またこのコースでは手数料の1.0%分のポイントキャッシュバックが行われているため、取引をすればするほどお得なのが特徴です。

いちにち定額コースは、1日の取引額が100万円以内であれば取引手数料が無料になります。ほとんどの銘柄を無料で取引できるので、あわせて活用してみましょう。

楽天ポイントで投資ができる

楽天証券の特徴の1つとして、楽天ポイントを利用して投資が行えることがあげられます。現金を使わずに気軽に投資ができるのがメリットであり、普段から楽天関連のサービスを利用してポイントが貯まっている方であれば、活用する良い機会となるでしょう。

ただし、すべての商品に投資できるわけではなく、対象となっているのは投資信託・日本株(現物取引)・アメリカ株(円貨決済)・バイナリーオプションとなっています。4種類とはいえ、初めて投資をする方であれば豊富な銘柄のなかから気になるものに投資できるでしょう。

また、楽天証券で投資信託にポイントを使って投資をすると、楽天市場でのポイント還元率が加算されるサービスも展開しています。楽天関連のサービスを普段からよく使う方にとってはお得な仕組みだといえるはずです。

便利なツールが充実している

楽天証券は投資に役立つツールやアプリが充実しており、代表的なものとしてトレーディングツールの「MARKET SPEED Ⅱ」やスマホ専用アプリである「iSPEED」があげられます。MARKET SPEED Ⅱはパソコン用のアプリであり、1つの画面で投資に関する必要な情報をすべて見られる個別銘柄機能や、ヒートマップ機能、マルチチャート機能などが備わっています。

iSPEEDはスマホ専用のトレーディングツールアプリであり、iPhoneとAndroidの両方に対応しています。自由に投資情報画面をカスタマイズできる「TODAY」や、15種類のカスタマイズ可能なテクニカルチャートを表示できる機能などが備わっているのが特徴です。

また、スマホ専用アプリならではの機能として、設定した株価に到達したり関連ニュースが発表されたりしたときにリアルタイムで通知をしてくれる株アラート機能も備わっています。楽天証券で口座を開設していれば、iSPEEDのアプリ上で日経テレコンの情報を無料で閲覧することも可能です。また、興味がある方は編集部が執筆した楽天証券の記事もご確認ください。

楽天証券
口座数 714万口座
※2021年12月末時点
国内株式
取引手数料
0円(無料)
※適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要
NISA あり
積立NISA あり(181銘柄 ※2022年4月8日時点)
iDeCo あり
IPO実績 74社(2021年)
38社(2020年)
26社(2019年)
ポイント投資 楽天ポイント
取引ツール マーケットスピード
スマホアプリ iSPEED
口座開設日数 最短翌営業日

楽天証券の公式サイトはこちら

松井証券

出典:松井証券

松井証券のおすすめポイント
・取り扱っている金融商品が豊富
・約定額50万円以下なら手数料が無料
・25歳以下なら取引手数料が無料になる

取り扱っている金融商品が豊富


参照:松井証券

松井証券はさまざまな金融商品を取り扱っているので、自分に合った投資方法を見つけやすいというメリットがあります。ネット証券の場合、取扱商品が限定されていることも少なくありませんが、松井証券なら日本株や外国株、FX・IPO・投資信託・先物オプションなどさまざまです。

金融商品が多ければ気になる銘柄を探しやすいだけでなく、分散投資も行いやすくなります。情報ツールやアプリが充実している証券会社でもあるため、投資初心者の方でも安心して投資を行うことが可能です。

銘柄の状況を一目で確認できる「株価ボード」や、将来の資産状況を予測できる「松井FP~将来シミュレーター」など投資に役立つツールが提供されています。また、銘柄の選定や投資判断をサポートしてくれるサポートダイヤルである「株の取引相談窓口」が2020年11月から開設されており、取引でわからないことがあれば、すぐに相談できる体制が整えられています。

約定額50万円以下なら手数料が無料

松井証券の特徴の1つとして、手数料の安さがあげられます。インターネット取引に特化したネット証券だからこそ、サービスを維持するコストが圧縮できるため、手数料が安く抑えられています。

特に松井証券の場合は、株式の現物取引であれば1日の約定額が50万円以下であれば取引手数料はかかりません。手数料が安ければ、それだけ取引コストを抑えられるので利益を残しやすいといえるでしょう。

投資初心者の方だけでなく、上級者の方にとっても使い勝手の良い証券会社だといえます。

25歳以下なら取引手数料が無料になる

投資を始められる方で25歳以下であれば、松井証券はおすすめです。25歳以下の方の株取引(現物取引・信用取引)の売買手数料が無料となっているので、有利な条件で取引を始められます。

また、松井証券では定期的にさまざまなキャンペーンを行っており、口座を開設するとプレゼントがもらえたり、SNSでハッシュタグを付けた投稿を行うと特典が得られたりするものがあります。各種キャンペーンを活用することで、さらにお得に投資できるので積極的に活用してみましょう。

松井証券
口座数 140万口座
※2022年9月末時点
取引手数料 【1日の約定代金合計額】
50万円以下:0円
100万円以下:1,100円
200万円以下:2,200円
以降100万円増えるごとに+1,100円
NISA あり
積立NISA あり(177銘柄 ※2022年10月28日時点)
iDeCo あり
IPO実績 56社(2021年)
18社(2020年)
21社(2019年)
ポイント投資 松井証券ポイント
取引ツール ネットストック・ハイスピードなど
スマホアプリ 株アプリなど
口座開設日数 最短即日

松井証券の公式サイトはこちら

ETFの仕組みを理解して、自分に合った証券会社で投資を始めてみよう!

ETFは上場投資信託と呼ばれており、証券会社などを通じて自由に売買できる金融商品です。非上場投資信託と比べて、資産の裏づけがきちんと行われているので、リスクを抑えながら長期投資を行うことができます

ただし、一口にETFといってもさまざまな銘柄があり、取引や運用などにかかるコストにも違いがあります。商品内容や運用実績なども比較しながら、自分に合ったETFを見つけてみましょう。

また、投資を成功に導くには証券会社選びも大事になります。各社の強みをよく把握したうえで、スムーズな取引が行える会社を選んでみてください。